トップページ>書籍一覧>子ども相談ノート~統合保育のみちしるべ
★Sプランニング ブックレット17 子ども相談ノート ~統合保育のみちしるべ 武居 光 著 A5判112ページ 定価 本体1,100円(税込) この本には、私が2007年から2013年までの6年の間に川崎市発達相談支援センター、川崎西部地域療育センターに勤務しながら子どもについて書いたり話したりしたことを収めました。 この本は自分が支えられた数々のワンフレーズからできています。 第1部は、地域の保育士や親の会のつながりで書いた文章です。私は療育機関に働きながら「療育者は黒子であれ」という上司、佐々木正美氏のことばに共鳴して、ケースワーカーとして保育園や幼稚園の先生、親の会を支えることに取り組んできました。読み返すと、支えることと教わることは同じという感慨があります。 第2部は、難しい事例に出会うとこれが勉強のチャンスとばかりいろいろな本や人にあって教えを得てきましたが、それを自分なりにまとめたいわば「私家版虎の巻」です。2013年春に川崎を離れるにあたり、世話になった地域の方々にプレゼントした資料が元になりました。この中にある「障害別の理解と対応」は、経験年数1~3年の幼稚園の先生向けに作ったものです。本当は障害別の対応方法などないのですが、導入としては許されるかと思い、保育士の声を集めてみると「ことばの遅い子どもには、子どもが話しかけたくなる存在になりましょう」といったユニバーサルな提案がたくさん出てきました。 肩の力を抜いてお読みください。このささやかな1冊から、子どもを理解するワンフレーズをひとつふたつ見つけていただければ幸いです。(「はじめに」より) |
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