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本の詳細はコチラ S-planning ブックレット⑲
「グループホーム」
一人ひとりの生き方を大切に

A5判 128ページ 定価 1540円
発 行 Sプランニング
編 集 障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会
2025年3月26日(水)発売

「はじめに」より
どのような制度であれ、時が経つにつれその時々のニーズなどに適うよう改正され、より多くの人たちに認められていくものと思います。それは、制度の進化ともいえます。が、今日グループホーム制度については、進化どころか荒廃とでもいえるような、このまま進むとグループホームは一体どこへ迷い込んでしまうのか、大変危惧される状況が露見しています。
全国で障害のある人19万人余が利用するグループホーム、担う多くの事業所では人手の不足や加算頼みの報酬下、必死に入居者のその人らしい暮らしの実現に努めています。片方で、障害のある人の思いよりも、その暮らしを損得で判断する事業所もあり、確実に増殖しています。
私たちは強い危機感を持ち、グループホームの昨日と今日を検証しました。そして、向かう方向も探りました。ご一読いただければ幸甚です。(宮代隆治)


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Sプランニングでは、以下の書籍を発行しています。
こちらのお申し込みも、常時、受け付けています。
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以下、書籍の一覧です。
★きほんのき 880円(税込)
★選挙に 行こう ―投票で あなたの意見を 政治に 伝える 1,100円(税込)
保育園・幼稚園における保護者との連携入門 1,100円(税込)
「いや」 1,100円(税込)
障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会 編集
「障害のある人のグループホーム 設置・運営マニュアル ●報酬改定 最新対応版●」  2,200円(税込)
武居光さん著「子ども相談ノート ~統合保育のみちしるべ」  1,100円(税込)
辻川圭乃さん著「障害のある人にやさしい法律相談所」  1,100円(税込)
奥西利江さん著「ふっくりあな暮らしを届けたい」     1,100円(税込)
野沢和弘さん著「なぜ人は虐待するのか」        1,100円(税込)
野沢・大石・堀江共著「シカゴの夜から六本木の朝まで」 1,100円(税込)
大阪弁護士会編集「知的障害者刑事弁護マニュアル」   2,200円(税込)
辻川圭乃さん著「実録刑事弁護」                 1,100円(税込)
岸田隆さん著「障害のある人の地域生活をデザインする」 1,100円(税込)
神みよ子さん著「ら.クック」             880円(税込)
野沢和弘さんほか対談集「親」             1,100円(税込)
マザーズ・ジャケット編「旨味」            1,100円(税込)
福岡寿さん・山田優さん「地域生活のススメ」       1,100円(税込)
本人向け絵本「病院へ いこう」            1,100円(税込)
本人向け絵本「グループホームで 暮らす」      1,100円(税込)
本人向け絵本「こわいことも あるけれど」          1,100円(税込)
佐藤彰一さん著「その人らしく生きる」          1,100円(税込)
久保田美也子さん著「“でしゃばりおよね”の踏み出せば見えてくる」    1,100円(税込)
生活場面絵カード「“ねえねえ!! きいて!!”」                      1100円(税込)
大石剛一郎さん編著「知的・発達障害のある人の支援と犯罪ノート」      1,320円(税込)
日本GH学会編「スタッフ・世話人のためのグループホーム援助のポイント」1,100円(税込)
廣瀬明彦さん著「命と存在を支え合う」                 1,320円(税込)
野澤和弘さん著「廃墟の中の希望」                    1,320円(税込)
廣瀬明彦さん著「支え合う主体同士としてー「人である」ことからの出発」」  1,100円(税込)
佐々木美知子さん著「the おとなの発達障害-マンガで読む 自閉所・アスペルガー・ADHDなど」  1,320円(税込)

インタビュー

Sプランニングがラジオ局エフエム・クマモト「FMK Morning Glory」からインタビューを受けました。
「Sプランニング」
会社のヒミツ
企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は、文字を読むのが苦手な人でも楽しく読むことができるように工夫された「LLブック」という本などを出版している「Sプランニング」のヒミツに迫ります。

「Sプランニング」は、東京都にある障害者福祉の本を出版している会社です。
今日お話を伺ったのは、「Sプランニング」取締役 鈴木伸佳さんです。
Q①まず「Sプランニング」について教えてください。

2005年から、知的障害のある人の地域生活を進めたり、権利を守る内容の本の出版を、一人で行っています。
この10年で、25点の本の出版をしました。


オフィシャルサイト:http://www.s-pla.jp/

Q②「Sプランニング」という社名の由来を教えてください。
私の名前が鈴木なので、鈴木書店でもいいかあな、と思ったのですが、あまりにもありふれているのでやめました。
Sは鈴木のSで、プランニングは、出版だけではなく、なんでもできるように、とつけたのですが、結局、いまのところ出版しかできていません。
Q③「Sプランニング」は、どんなイメージの会社を目指しているのですか?
知的障害のある人が、地域で、障害のない人と同じように、自由で、豊かな暮らしが送れるようになることを応援できるような本の出版を目指しています。
というのは、10万人近くの知的障害のある人が、入所施設で暮らしているという現実があるからです。
Q④「Sプランニング」では、「LLブック」という新しい形態の本を出しているということですが、どんなきっかけで出来た本ですか?
1995年に、フィンランドのオーランド島というところで、知的障害のある人のための4年に1度の大会「北欧会議」というのがありました。
そこに日本からも知的障害のある本人の方を含め25人が参加しました。その北欧会議には、スウェーデンからも参加されていて、その会場に知的障害のある人向けの、わかりやすい本がたくさん展示されていたんです。
そのとき私は、障害のある子をもつ親の団体で働いていて、親向けの機関誌の編集などをしていたのですが、知的障害のある本人向けの本がある、ということでびっくりしたわけです。
そこで、それらの本を発行している「LL財団」の人に話を伺ったりして、また、そこで展示してあった本をたくさんもらって帰ってきました。
その数年前、1993年くらいだったと思いますが、日本でも知的障害のある人の本人活動が少しずつ盛んになり、障害のある人に対する情報提供の大切さが、関係者の中でも意識されるようになってきました。
そこで、日本でも、同じように知的障害のある人向けの本を出そう、ということで、初めて親の会でつくったのが、「ひとりだちするあなたへ」という本でした。
それ以降、毎年1冊ずつ、本人向けの本を発行し、親の会では15冊~16冊の本を発行しました。
また、スウェーデンのLL財団の活動にならって、日本の親の会でも、「ステージ」という本人向けの新聞も発行するようになりました。
そうした仕事をしていたのですが、10ほど前ですが、私が50歳になったのを契機にその会を退職し、自分でSプランニングという出版社をつくったわけです。
現在まで、4冊のLLブックを発行しています。
Q⑤「LLブック」の具体的仕様を教えてください。どんな点が優れているのですか?
読者の対象が主に知的障害のある人なので、難しいことばの表現などは使わず、イラストや写真を多く取り入れて、わかりやすく内容を伝えるということを心がけました。
「わかりやすい」といっても、子ども向けの本ではありません。あくまで、大人向けの本です。福祉系の本は、それまで、レイアウトなどにも凝ったものは少なく、とかく、ダサい本が多かったのですが、持ち歩いていてもオシャレな本、を目指していました。といっても、そこがなかなか、むずかしいです。

スウェーデンのLLブックは、とてもたくさんの、いろんな種類の本が出版されていました。
日本では、出版できる点数も限られていたので、内容の優先順位から言って、とにかく教育的なものしか出版できませんでした。
Q⑥現在、「LLブック」は、どんな種類がありますか?
いくつかご紹介ください。
Sプランニングの発行ということに限らなければ、これまで出版されたLLブックの内容は、制度の解説、健康について、料理、性、障害の自己認識、などなど。
Q⑦「LLブック」を作るうえで苦労したポイントは何ですか?
苦労話などのエピソードなどあればご紹介ください。
つくるうえ、というより、なかなか販売につながらないという苦労があります。
スウェーデンのLL財団の本は、政府の補助金によってつくられていました。日本でも、景気がよかった時期は、助成団体が、年1冊程度が出版できるほどのお金の補助が出ていたのですが、景気がわるくなってくると、それも削られてしましました。

知的障害のある人は、本を買うという習慣もあまりなく、また、経済的に厳しい人が多いため生活に余裕がない方がほとんどです。なので、うちのような民間の零細な会社がLLブックを出版したとしても、売れなければ、いずれ行き詰ってしまいます。
LLブックの必要性はあるのでしょうが、売れないので、なかなか発行自体ができません。

スウェーデンの「LL財団」には、多くの職員がいて、国も本を出版する予算をつけてくれています。
日本のように、教育的な本ばかりではなく、余暇の本や娯楽的なものまで、幅広い内容のものが出されていて、最初に聞いた時にも年間50点近くもの本を出している、と言っていました。
Q⑧「LLブック」はどうやったら手に入りますか?
Sプランニングの本は、ホームページからお申込みいただけます。
「病院へいこう」
「グループホームで暮らす」
「こわいこともあるけれど」
「ら.クック」
Q⑨「Sプランニング」の歴史の中でもっとも印象的な出来事は何ですか?
今回のように、新聞紙上でLLブックのことを取り上げてくださったり、エフエム熊本で、そのことについて取材いただいたり、ということは、LLブックのことだけではなく、知的障害のある人のおかれている現状を、少しでも多くの方に知っていただけるきっかけになるので、とてもありがたく、うれしい出来事です。こうした話題に反応して、響いてくださる方が一人でも増えてくださることを願っています。
「Sプランニング」 オフィシャルサイト http://www.s-pla.jp/